Interview

インタビュー

自身の成長をチームの成長に結びつける

2016年入社

2016年 新卒入社
全国TEC室 チームリーダー
入社後1年間グループ会社の既製品開発部での勤務を経て、TECに配属。TECでは特注照明器具の設計業務をメインに、見積から製作まで一貫してものづくりを手掛ける。現在、チームリーダーとして部下の育成に力を注ぎ、YAMAGIWAの技術力を支えられるチームづくりを目指す。
※2023年インタビュー

照明デザインへの興味

幼少期からモノづくりが好きで、大学ではプロダクトデザインを専攻していました。勉強していくなかで機能的に生活に欠かせないものでありながら、インテリアの要素がある照明デザインに徐々に興味をもちはじめました。就職活動で照明メーカーを探したときに自分の興味を満たしてくれると感じたのがYAMAGIWAだったので、入社を決めました。

モノづくりを一気通貫で行うTECの仕事

配属先は特注照明器具のデザインも手掛けるPDCや既製品デザインを行う開発を希望していましたが、配属されたのは特注照明器具の設計をメインに行うTECでした。対象の建物や空間に合わせた特注照明器具の見積・設計・製作を行っています。客先や当社のPDCが起こしたデザインをもとに器具設計を行って図面を作成し、それをもとに協力工場と打ち合わせを行い、器具製作を進めていきます。案件によっては現場調査を実施したり、器具納品先の取り付けの立ち会いで現場へ行くこともあります。自分で見積り、設計したものが現場で形となり、そこに光が灯されたときに達成感を感じられるTECという部署で、醍醐味のある仕事ができて今では本当に良かったと思っています。

日々成長を実感できる多様な案件

この仕事の大きな魅力は、特注照明器具は開発スパンが短いため短期間に多くの案件・照明器具に携わることができる点です。一見大変に思われるかもしれませんが、モノづくりが好きな人にとって多くの案件に携わるのは単純に楽しくてたまらない仕事だと思います。案件によって予算や条件など全てが異なります。器具は特注のため何一つ同じものはなく、様々なデザインや形状があり、金属、ガラスなど多種多様な素材を扱います。設計・製作するために常に新しい知識を習得しなくてはなりません。その分やりがいもあり、自分の成長につながっていくのを日々実感することができます。YAMAGIWAはハイエンドな現場やこだわりの強いデザイナーとの仕事も多く、普段の生活では目にすることができない現場に訪問してクリエイティブな仕事が多くできるのも大きな魅力です。

不安を感じさせない気軽に話せる環境づくり

配属後、OJTで教えてくださっていた先輩が一年経たずして退職され、先輩が担当していた案件を事実上一人で引き継ぐことになりました。経験や知識もまったく浅い中ではありましたが、自分が何とかしなくてはという一念で、知識の習得のために社内外を駆けずり回り、死に物狂いで仕事をしてきました。その経験のおかげで自分自身大きく成長することができ、現在の自分につながっていると感じます。一方で特注器具設計という仕事上、常に今までに経験したことのない課題に直面するため、本当にこの設計で大丈夫なのか、照明はきちんと取り付けられるのか、落下しないだろうか、ちゃんと点灯するだろうか、様々な不安が頭をもたげ、もし何かあった場合、自分は責任を取れるだろうかという焦燥感に常に駆られていたように思います。

このような経験から、入社8年目にして部下を持った今、部下には安心して仕事にチャレンジできるよう精神面や知識・技術面でチームの中で支柱になっていければと思います。そのためにはチームの中で誰よりも仕事に対する理解を深めなければなりません。また、今までの通例や固定観念にとらわれずに、状況を的確に判断して適切な方法をとりながら仕事を進めることを部下に教えると同時に、自分にも言い聞かせるように心がけています。そして何よりも、部下が気軽に何でも話しかけやすく、お互いに助け合うことができる職場環境を作っていきたいと思います。YAMAGIWAが蓄積している知識やノウハウを継承しつつ、日々変化する技術をうまく取り入れ、いつの時代でも「特注照明といえばYAMAGIWAのTEC」と言われるように日々自分もチームも成長していきたいです。