Interview
インタビュー
細部まで考え抜き、常に広い視点でお客様の満足につなげる
2007年 新卒入社
ソリューション事業部
新卒入社後、一貫してソリューション営業職として照明を通じて数多くの空間デザインに携わる。照明デザイナーの想いを具現化する特注照明などを手掛け、現在マネージャーとして後輩の育成にも尽力する。
※2023年インタビュー
好奇心がきっかけで空間デザインの世界へ
学生時代は建築やインテリアと全く関係のない分野の専攻でしたが、就職を意識し始めたころ照明デザイナーという仕事があることを知り、この業界に興味を持ち始めました。照明デザイナーが作る美しく整えられた空間に魅せられ、空間デザイン会社をメインに就職活動を進めている中で、YAMAGIWAの存在を知りました。当時からYAMAGIWAが扱う商品は一流のものばかりで、単純にかっこいいと感じました。このような商品を選ぶハイエンドのお客様はどのような方たちなのだろう、どのような空間を志向するのだろうという好奇心がYAMAGIWAに入社したきっかけです。
期待値や難易度が高い案件だからこそ多くの魅力がある
入社してから一貫して、法人のお客様を相手に光を使って空間を作りあげるソリューション営業の仕事をしています。話題の建築や一流企業のオフィスなど、誰もが知っているような建築プロジェクトに関わることができるのがYAMAGIWAのソリューション営業の特徴であり、大きな魅力だと思います。大規模建築プロジェクトですと、計画発足から完成まで5~10年といった長いスパンとなり、ソリューション営業は複数の異なる建築プロジェクトを同時並行に行います。当然のことながら仕事は大変ですが、多くの異なる物件を同時期に経験して比較体感できることもこの仕事の魅力です。さらに、どの建築プロジェクトにおいても、照明の分野においてYAMAGIWAへの期待が高いからこそ、お客様からいただくご要望の難易度はハイレベルですが、実現に向けて対等な立場で一緒に悩みながら作りあげていく分、達成感は大きなものとなります。これは普通の物売りの営業では味わえない最大の魅力だと思います。
若手時代の悔しさが奮い立たせた挑戦の機会
営業経験を積み重ねて5年程たった頃、初めて一人でプロジェクトを任され、当時の自分としては必死で現場と調整を進めながら、無事に納めることができたと考えていました。ところが、お客様に当たる年齢的に自分の親くらいのベテランの設計の方から多くのご指摘を受けました。そもそも設計の方と目指す先への視点が食い違っており、もっと設計の方と膝を詰め、相談しながら調整を進めないと照明の効果としては良い空間にならないということを、身をもって感じました。
以来、そのプロジェクトのことは、どこか頭の片隅でモヤモヤと引っかかっていたように思います。そんな折、3年ほど前に同じ設計の方とお仕事する機会に恵まれました。特注で非常に難易度の高い仕様で設えられた、巨大なフロアスタンド・ペンダントをあるフロアで埋め尽くすように使いたい、とご相談いただいたのです。
非常に難易度の高いプロジェクトでしたが、前回のリベンジと奮い立ち、社内外に協力を仰ぎながら何度も何度も試作検討を行いました。設計の方に最終チェックをいただく際には、10回ほど行った全ての試作について、何に迷い、ご要望に応えるためにどう考えてこのように至ったのか。その経緯を説明し、ご納得いただいたうえで採用いただくことができました。その際に設計の方から「立派なYAMAGIWAマンになったね。あの頃のことを考えると、子供の成長を見ているようでなんだか誇らしいよ」と声をかけてくださり、やっと一人前になれたような、そんな気持ちになりました。
広い視点で正しい方向に導く
プロジェクトを進める際には、営業は特に照明プランニング・デザイン部門、特注照明器具設計部門、制御システムの設計部門、これらクリエイティブ事業の方々との連携が不可欠です。プロジェクトにおける営業の立ち位置は、これらの方々をトータルプロデュースする立場です。お客様の想いや背景など細部まで考え抜きながらお客様との視点を合わせ、かつ広い視点でプロジェクトを正しい方向に導いていくというリーダーシップが必要になります。
YAMAGIWAのソリューション事業に期待されていることは、プロジェクトにより様々で、同じものは何ひとつとしてありません。凝り固まった思考ではなく、更に広い視点で柔軟に物事を思考できるよう、常に成長し続けたいと思いますし、後輩にも伝えていきたいと思います。