Interview
インタビュー
紅をさすように、空間に彩を添えていく
2013年 中途入社
東日本PDC室 第一スタジオ担当
東日本PDC室(Planning Design Center)にて 建築の照明計画や特注照明のデザイン業務に従事。美術館、邸宅案件、オフィスなど全国の幅広いマーケットに携わり、照明空間の提案を行っている。
※2021年インタビュー
名作照明との出会い
大学時代に照明デザインの講義を受けたこと、そして当時催されていた照明デザイン界の巨匠であるインゴ・マウラ―氏(1932-2019)の作品展を見たことが「照明」に興味を持ったきっかけです。そこから自分の作品づくりの参考として名作照明を調べていくうちにYAMAGIWAの照明に出会いました。
その後、YAMAGIWAでは製品デザインだけでなく環境照明・意匠照明・家具などの一式を、空間としてトータルコーディネートできる働き方を知りYAMAGIWAへ入社を決めました。
建築や内装デザインに紅をさすように、光で空間の魅力を引き出す
入社以来、Planning Design Centerという部署で照明計画や特注照明のデザインを行っています。光はそのもので人の美感に訴えるものではありますが、かっこいい建築も、綺麗な内装も光の見せ方ひとつで受け手の印象が変わってしまいます。私の仕事は、もともと魅力のある建築や内装デザインに紅をさすように、光でその空間の印象をもうワンランクアップさせるお手伝いをすることです。
私がYAMAGIWAでの仕事で転機となった案件が、初めて自ら基本設計から携わった3年計画の邸宅案件でした。そこでは知識や経験の不足で多くの壁にぶつかりましたが、上司や先輩に相談し、ひとつひとつ課題をクリアしていくことでその案件を納めることができました。その際に得られた多くの経験はもちろん、失敗を恐れないで挑戦する大切さを学んだこと、そして何より、竣工した空間を実際目にした時に感じた達成感や解放感は、その後のプロジェクトへつながる自分自身の大きな糧となりました。
まずは些細な会話から。日々のコミュニケーションが成功に繋がってゆく
この仕事をしていて大切なことのひとつは、社内での円滑なチームワークはもちろん、お客様である建築設計者や内装デザイナーと良好な関係性を日々築いていくことです。
話すきっかけは些細な世間話だったりしますが、そこから仕事や将来に繋がるような話題が必ずあるので、普段から会話のきっかけになるような引き出しを増やすように日々心がけています。自分たちとお客様が互いに言いたい事を言いやすい環境、協力的な関係性を地道につくっていくことが、プロジェクトを成功に導くためのひとつの大きなピースです。そして同時に、次の仕事への足掛かりになるように心がけています。
高いプロ意識の中で、一人でも多くの方が“素敵”だと思える空間を
これまで先述の邸宅案件をはじめ美術館やオフィスなどの照明計画に携わってきましたが、これからも様々なマーケットの案件に挑戦していきたいです。ひとつひとつのプロジェクトで経験値を積み上げて行き、ゆくゆくは自分の得意分野を見定め特化していくことができればと思っています。
YAMAGIWAにはプロ意識が高く、どんなマーケットでも最適な光環境を提供する為に妥協しない提案を心がける人が大勢います。そんな先輩方や同僚と仕事をしていくと自身の成長はもちろんのこと、意識も変わり、向上心を持って仕事に臨むことができるところがYAMAGIWAで働く魅力です。
そんなYAMAGIWAでこれからもお客様、そして私自身が“素敵”だと思える空間をつくり続けていきたいと思います。