Product
Highlights

商品ハイライト

実績豊富なミュージアム照明専門チームによる美術館・博物館照明ソリューション

美術館・博物館の照明は、展示物の造形や色彩を可能な限り正確に伝え、心地よく見せること、そして作品を保護・保存の観点でも専門的な配慮が必要となります。

美術館・博物館の照明を専門とするYAMAGIWAのミュージアムチームでは、これまで40年以上にわたり展示物の種類や形、展示室の構造に適した照明手法を駆使しながら、鑑賞と作品保護、両バランスにおいて最適な光環境を提供してきました。

大規模館の新築やリニューアルにおける照明計画のほか、調光設備の対応、展示ケースのLED化、企画展のライティング作業など幅広く対応しており、豊富な商品と技術を備えながら、照明のプロフェッショナルとしてお客様のご要望に寄り添います。

 

1. 美術館・博物館向けソリューション

東洋陶磁美術館の小林仁学芸員と大阪市立美術館の鄭銀珍学芸員が、YAMAGIWAの美術館照明専門チームとともに、美術館照明およびリニューアルについて議論する打合せ風景

ー お客様の想いを実現するために

 美術館固有の制約に立ち向かい、いかに美術館関係者の想いを実現に導くか。
最適な照明計画、照明器具を提供するために、私たちは学芸員、設計者、施工業者など、各専門分野の方々と密に連携し、チーム一丸となって取り組む姿勢を、もっとも大切にしています。

プロジェクトにはデザイナーやエンジニアをインハウスで提供し、緻密かつ効率的に、専門課題にアプローチします。

プロジェクトマネジメント:美術館や博物館の問題や制約をヒアリングし、全国の納入事例を基に改善案を提案する様子
ライティングデザイン:専門家が学芸員と共に、高演色性LEDを用いた展示ケース照明の照度調整とグレア防止を行い、美術館の最適な光環境を提案する様子
テクニカルデザイン:高演色LED光源と配光制御技術を用いて、グレア防止に配慮した美術館向けカスタム照明を設計する専門家の様子
ライティングコントロール:専門家がDALI対応LED照明の調光調色システムとタブレット制御を用いて、美術館の照明計画を最適化する様子

理想的な光環境実現のための照明計画

 LED光源・デジタル調光と新しい技術へと進む中、これまでの展示とは見せ方の概念も大きく変わってきています。新しい技術と新しい手法を組み合わせれば何倍にも展示環境の幅が広がります。

我々は長年培ってきた経験と蓄積されたデータをもとに、常に最新の技術を生かして最適な展示空間をご提案いたします。


10年、20年と長期にわたり使用する照明・調光機器だからこそ、私たちはリニューアル時点だけでなく、その先を見据えた最適な光環境の実現を目指します。

そのために多岐にわたる照明基準や各館特有の制約を関係者の方々と共に一つ一つクリアし、プロジェクトの進捗に丁寧に対応いたします。



学芸員が語る美術館照明:東洋陶磁美術館のリニューアル事例。紫励起LED照明による展示ケース改善と作品の魅力引き出しについて対談する様子

  

以上のように、私たちはプロジェクトにおいて、光環境に関する多岐にわたる要件や各館特有の課題を一つ一つ丁寧に解決することで、理想的な展示空間を実現してきました。

これらの取り組みの成果を示すいくつかの実例をご紹介いたします。


   ー 地域別代表事例

美術館・博物館事例一覧はこちら

3. ミュージアム照明プロジェクトの進め方

美術館照明プロジェクトの初期段階:専門家が顧客とヒアリングを行い、課題や希望、予算、工期を詳しく聞き取る様子。最新トレンドや実例のデモンストレーションも提供

1. ヒアリング

お客様の課題や希望する空間について、予算や工期などの条件について詳しくお伺いします。
また、セミナーや実機デモにより最新トレンドや実例をご紹介することも可能です。

美術館照明プロジェクトの現地調査:専門家が施設の建築条件や設備状況を詳細に調査し、理想的な光環境について理解を深める様子

2. 現地調査

実際の現場を訪問し、各施設固有の建築条件や設備状況を詳細に調査・把握します。

ヒアリングも継続して行い、必要な光環境について理解を深めます。

美術館照明の3Dシミュレーション:専門家が照度や均一性を予測し、関係者と光環境のイメージを共有する場面

3. 照明シミュレーション

正確に照度や均一性などの照明基準を判断・設計するために、3Dシミュレーションで光環境を予測します。

これにより空間の光景を可視化し、関係者とのイメージ共有と方向性の調整を行います。

美術館での光の現地検証:提案した照明器具を使用し、照度、色温度、色再現性、均一性を実際の空間で確認する専門家の様子

4. 照度・演色性・グレア対策の現地検証

実際の空間でご提案している照明器具を使用し、照度や色温度、色再現性、均一性などの照明基準が満たせているか検証します。

お客様の納得いくまで繰り返し検証し、要望や問題点に柔軟に対応します。

美術館照明の製作・施工対応:専門家が施工関係者と連携し、照明器具の調整と調光シーン設定を行う様子

5. 照明器具カスタムオーダーと施工対応

理想的な照明空間を実現するため、施工関係者と機器の設置条件を確認・調整し、施工方法を指導します。

最終的な光の調整に向け、グレアや映り込みを考慮し、照明器具の調整と調光シーン設定を行います。

美術館照明の現地調整:完成後の細かい器具調整やフォーカシング、調光調整を行い、光環境の質を向上させる専門家の作業

6. 光の現地調整

現場が完成してからも、細かい器具の調整やフォーカシング、調光調整を行い、光環境の質をさらに向上させます。

初めてタブレットを使用されるお客様にも、丁寧に操作説明を行います。

美術館照明のアフターケア:専門家が遠隔対応や定期点検を行い、展示会ごとの調光やフォーカシングを支援する様子

7. アフターケアとメンテナンス

遠隔での迅速な対応や定期的な点検による調光設備の保守、機器の不具合対応などを行います。

光環境の記録測定や展示会ごとの調光・フォーカシングのご依頼も承ります。


美術館における多数の実績と培った経験によるノウハウを持った当社は、どのような制約下においても最適な解をご提案します。
何から手を付ければよいのかという状況でも、まずはご相談ください。