Case Story

事例紹介

シマノ自転車博物館

SHIMANO BICYCLE MUSEUM

広大なカーテンウォールを照らし出す、繊細に創り込んだ上質な光

Facility Info

所在地
大阪府堺市
主要用途
展示 / ランドスケープ
設計
芦原太郎建築事務所
竣工
2022年3月
掲載PDF
YAMAGIWA NEWS 22

Outline

概要

公益財団法人シマノ・サイクル開発センターが1992年から運営してきた自転車博物館は、堺市堺区大仙中町から堺市堺区南向陽町へ移転・新築し2022年3月にオープンしました。デザインコンセプトは「シンプル&ノイズレス」。高さ7mのガラスカーテンウォール(リニットガラス)が1階にハングオーバーした建築デザインを特徴としています。断熱材を含む構造体となるリニットガラスの内部空間の下部に特注照射用専用器具を設置し、展示室天井にできるだけ影響しないカットラインの設定、反射面の塗装色の選定、均質性を整える調光バランスの調整、角のピークを緩和するルーバーの設置など、光をできるだけ効率よく伸ばせる工夫を重ね、ガラス建築として均質で上質な光の壁をつくりだしました。調光・調色機能をもった器具には季節・時間に合わせた明るさ・色温度をシーン設定しBMS(ビル管理システム)よりIP統合されたビル内情報通信ネットワークを活用し、BMSと連動した制御システムを採用しています。

外観

Product Information

光壁

リニットガラス照明
特注
コントロールシステム
DALI調光制御(Helvar)

色温度 3000K


色温度 4000K


外周アプローチ

Product Information

床埋アッパーライト
IN-GROUND LUMINAIRE(BEGA)

1F 南東


1F 南西


Product Information

掲載商品