大阪･万博記念公園内に位置する「太陽の塔」は、高さ70ｍ･片腕25ｍの両翼を広げた独特の形状が、エネルギーの象徴かのような造形美あふれる建造物です。
今年度の改修･耐震工事に伴い正面方向を中心に高出力のLED 投光器を用い、塔全体を覆う ’白‘ 本来の色を見せるためにRGB だけでなく白色を加えた機種を選定しています。塔の頂部には金色に輝き未来を象徴する「黄金の顔」、正面中腹部には現在を象徴する「太陽の顔」それぞれのシンボルと、塔の隅々までが浮かび上がる照射位置や向き･角度を設定した上で立体感のあるベースとなるライトアップと、公園でのイベントやリボンデー（社会的運動･支援の記念日）に応じたテーマ性のあるカラーを併用した演出で、多用途でシンボルに相応しいライトアップが実現できました。塔を取り巻く低層部にはBEGA フットライトを中心に公園としての回遊ゾーンの安全性を高め、動線を明確にした計画としています。