静岡県中西部、志太榛原地域の中核病院である市立島田市民病院（前身は 1946 年開設の島田町立診療所）は、2021 年 5 月「島田市立総合医療センター」と名称を変え新病院を開院しました。
新病棟の１・２階は、東西を貫くセンターストリートに面して外来、検査部門が配置されています。建物の軸となるこのセンタ ーストリートには、波打つように配灯されたアクセサリーダウンライトが来訪者を心地良く施設の奥へと誘います。さらに、ガラスセードによる程よい輝度感が、天井にリズミカルなアクセントを与えています。また、待合や病棟ラウンジなど、人々が留まる場所では、印象的な照明器具を選定することにより、空間に豊かな彩りを与えるだけでなく、ウェイファインディングとしての機能も果たしています。