小田原市民ホール（愛称：小田原三の丸ホール）は、小田原城址公園に面した敷地に、観光の中心地とまちをつなぐように建てられた小田原市の新しい文化・芸術拠点です。大ホールは小田原産の木材や赤いタイルを用いた重厚な空間、小ホールはのこぎり型の壁面を展示にも利用できるフレキシブルな空間です。客席照明は、調色器具を使用した特徴的な壁沿いの間接照明を含め、上演時以外にも季節や演目に合わせてホール空間自体の雰囲気をスムーズに変化させることができるようになっています。
客席用の特注ダウンライトは、DMX 制御による調光下限値を従来品の 1/10 まで引き下げ、さらに調光分解能を格段に高めることで、0.1 ～ 100％まできめ細かく明るさを制御できるようになりました。ふわりと灯り、滑らかに繊細に変化、そして余韻を残しながら静かに消えていく、優しく美しいあかりの変化を実現しました。