Case Story

事例紹介

天野山金剛寺 金堂

Amanosan Kongoji

重要文化財に対する細心な照明計画で悠久の美が浮かびあがる

Facility Information

所在地
大阪府河内長野市
主要用途
寺院
竣工
2018年
掲載PDF
YAMAGIWA NEWS 18

Outline

概要

奈良時代、聖武天皇の勅願により、行基菩薩が密教の寺院「天野山金剛寺」を創建。鎌倉時代に建立された金堂の大規模な修理は、1度目は1605年に豊臣秀頼が、2度目は1700年に徳川幕府の命を受けて、岸和田藩主が行いました。そこから300年ぶりの時を経た平成21年から約9年間をかけて、平成大修理がなされました。三尊像の修復も行われ、それぞれ重要文化財であった坐像が、この度3躯で1件の国宝となって新しい金堂へお帰りになりました。金堂全体が、重要文化財ということで、照明計画には細心の注意を払いました。ワイヤレスによる照明制御を採用することで、最低限の配線となっていたり、既存の梁を利用し、設置位置に合わせた器具設計を行うなどしています。演色性の高いLED器具を採用し、被写体以外に余計な光が当たらないよう、配光制御フィルターを使用することで、悠久の美が浮かびあがります

この写真に使用されている商品
内陣
スポットライト 特注高演色タイプ
グレアカットルーバー オプションフィルター付
照明制御 LUTRON
EcoSystem EnergiTriPak

木造大日如来坐像

木造降三世明王坐像


木造不動明王坐像


脇陣 壁画

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