敷地は富山駅北側の環水公園の角地。元々は小高い丘に、ふわふわドームや東屋など、子供の遊び場があり、それらの要素を踏襲した上で、公園と一体となった美術館を目指しました。建物の平面形状は楕円と放物線という幾何学形態を使用し、楕円は作品や人を内包する建物としての殻を、放物線は眼前の公園や街、景色として広がる立山連峰に向けて開いた形状を意図し、屋外階段としての役割を与えました。展示室のミュージアムスポットは高演色/紫励起LEDを採用しました。展示室5には、ON/OFF制御・ライン調光によるライティングダクトを併設し、ベース照明と演出照明の使い分けを行っています。オノマトペの屋上には、外周通路の照度確保を目的として、手摺に組み込む形でキックミラー方式の特注フットライトを設置し、地上部からの景観に配慮しました。また、建物の外壁端部には、環水公園とプログラム制御により連動可能なRGB対応の演出照明を設置しています。プロムナードには、バナー対応型街路灯を設置し、安全/防犯照度を確保しました。

この写真に使用されている商品
展示室5
ミュージアムスポットライト　YT31CW